自分の部屋が欲しいと思ったのはいつの頃だろうか。
子供の頃は、店が家の大半の面積を占め、台所、風呂場以外に、6人家族に加えて、二階の一室を他人に間貸していたことを思うととてもそんなことが言える状態ではなかった。
やがて子供達が大きくなり、また間貸しの住人が去り、さらに増築したことでどうやら、襖一枚を隔てて一室がもらえた時の喜びはいかばかりだったろう。
最も、その部屋には大きな仏壇
ただ、友達のサラリーマン家庭のお宅へ遊びに行き、本棚、机、ベッド、おもちゃ等が並んでいる子供部屋を見た時はなんともうらやましかった。
と言うよりも生活格差へのコンプレックスを強く感じ、私を含めて兄姉も、誰一人して店を継ごうとしなかったのもこんなところが原因だったのではないかと思う。
現在子供がいるわけではないし、また将来子供を作る気持ちもないのが正直なところだ。
だが、男の子だったら、女の子だったら・・・とつい想像しながら、どんな部屋にすると子供が喜ぶだろうと思うと自然と夢想が膨らむのである。
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