「サンクチュアリ」は聖域(せいいき)と意味だそうだ。
つまり何者にも犯すことが許されない場所だ。
自然を対象にする場合は、「自然保護区」と呼ばれる。
私の今住んでいる近辺にも、自然保護がされている場所が2ヶ所ある。
一つは大きな公園の敷地内で、その北部一帯が高い金網に囲まれている。
当然のことながら金網があっても大空を自由に飛ぶ野鳥
人が入り込めない世界では、鳥の声や羽音が絶えず、きっと彼らはその世界を謳歌しているに違いない。
葉が散った秋になってから双眼鏡
さらに拡大して見ると、それらは木の枝や葉であったり、ハンガーであったりする。
どうやら野鳥の巣らしい。
春になると同じ場所が葉におおわれ見えなくなってしまうが、残念だが、きっとそこではつがいの野鳥が子育てをしていることだろう。
その内「集音器」
*参考「野の鳥は野に」
「野の鳥は野に」(著者: 小林照幸 出版社: 新潮社)
明治28年に金沢市に生まれ、10代で仏門に入り、30代で3年間の木食菜食生活を経験。
「野鳥」という言葉を広め、「探鳥会」を初めて行ない、ヒートアイランド対策のための屋上樹林を考え出した。
カスミ網の禁止、空気銃の追放などに尽力し、鳥獣保護法の基礎もつくった。
文明大国へとひた走る日本に対し、戦前から自然保護を訴えた孤高のエコロジストの一生。
【目次】
七十三年目の富士・須走/文明のアフターケア/野の鳥は野に/夜が勝手に明けたんだ/益鳥を焼鳥にするな/日本初「自然を返せ」のデモ/開発しないことが開発になる/悟堂を支えた人たち/日本初のサンクチュアリ/ここならば良い『日本野鳥の会』会長を辞任/人類にして鳥類
もう一つはもっと狭い場所である。
そこは、私が小中学校へ通った時の途上にあり、当時はそのうっそうたる林の光景に神秘感さえ味わっていた。
そして、春から秋まで、そこは子供達の昆虫
今日では、通りに面した場所と中の民家に接する場所まで金網に囲まれている。
そして、その中へ人が入れるのは例年5月から8月の4ヶ月に限定されている。
最初は子供時代のようにもっと開放してくれたらいいのにと思っていたが、人が入り込めないことによってその自然が保たれていると思えば、毎年その時期には宝箱を開けるような楽しみとなった。
この【サンクチュアリ】はいつまでも残して欲しいものだ。
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