2010年7月3日土曜日

【目の前の女性が転倒】

東京の快適な一人暮し 快適な居住地域26
【目の前の女性が転倒】

 そこは線路に沿った駅の商店街の裏通りだった。
 散歩の途中、私の背後から来た自転車(例:ママチャリ【MONOCOQUE】スタンダードパーツ(24インチ))が、ゆっくりとすり抜けていった。
 そしてその自転車は、工事のため道路の壁になっている部分に寄ったかと思うと、いきなりふらふらとして倒れてしまった。
 それもバタンというような倒れ方ではなく、少しよろけながら、まるでスローモーション映像で見ているかのようなゆっくりとした動きに見えた。
 
 かと言って助けることが間に合うわけではなく、突然のその光景に、とにかく助けるべくそばに駆け寄った。
 乗っていたのはやや中年の女性で、近づいて見ると全身が仰向けになって道路に投げ出され、片手が倒れた自転車の車輪のスポークの間にはさまっていた。
 一人では無理なので、近くにいた人に声をかけ、その人には自転車を押さえてもらい、私は車輪の間にはさまった手をなんとか外した。
 
 どうやらご本人に意識はあるらしいのだが、転倒時に頭を打ったらしい。
 私の頭の中では、昔受けた救急法の講習内容(例:必携救急+災害ハンドブック )を少し思い出したが、とても身についているものではなかった。
 ただ、頭を打っていればやたら動かしてはまずいと思い、救急車を呼ぶべく携帯電話を手にした。

 すると、
 「もう電話したよ」
と、そばのラーメン店の人が声をかけてくれた。
 
 こうなると、後は倒れた自転車を起こして壁際に寄せ、ご本人の荷物を思われるバッグをご本人のそばに置き、狭い道路に入って来る車を誘導することにした。
 日差しが強い日だったので、ラーメン店の人がオシボリをその女性に渡し、さらに他の店の人が日除け代わりに傘をかざしてくれた。
 待つこと7、8分くらいだったろうか、やがて救急隊員が到着し、状況を報告し後をお願いした。

 困っている人がいる時は皆で助け合う。
 昔、駅前で実家が食料品店を開いていた頃、商店街では誰もが当たり前のように行っていたこと思い起こした。
 数日経った頃、またそのラーメン店の前を通りかかったら、なんと
<都合により閉店することになりました>
という紙が貼ってあり、今の時代を感じざるを得なかった。

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