<道の水浸しは冒険のチャンス>
今ならあれほど道に水があふれ、まるで川のようになっていたら
”洪水”
”○○警報発令”
ということになるだろう。
だが、大雨で道が水浸しになったり、マンホールから水があふれ逆流したりしている光景を子供の頃によく見た。
こんな時、子供たちは大はしゃぎである。
黄色だったか青だったか、色つきのゴム長靴を履いて、まるで新しい土地を探検するように、その水浸しの中へ乗り込んでいくのだ。
特に学校付近にあった大きな運動場は、一面巨大な沼のようになってしまい、時々ある水の深い場所にはまらないように、びくびくしながらそこを横断するのが楽しみだった。
うっかり深い場所に足を突っ込もうなら、さしものゴム長靴も、中へ一気に泥水か入り込み、靴下も含めてぐしょぐしょになってしまうのである。
また、ドロドロになっている深い部分へはまってしまうと、ゴム長靴が泥に取られ裸足のままになってしまったこともあった。
<どぶ掃除>
『○/○はどぶ掃除』
まだ実家で商売をしていた頃、町内にはこんな回覧板が年に1、2回は回ってきたように思う。
その日は、町内では全て店を休み、朝から皆でどぶ板をひっくり返すことから始まる。
そしてシャベルとゴム長靴で身をかためると、どぶの中へ足を踏み入れ、流れの詰まった場所に溜まっているゴミや汚泥を取り除くのである。
臭いが強烈だし、ネズミが飛び出してくるというハプニングもしょっちゅうで、中にはお金の詰まった財布が出てきたなどということもあった。
だが、皆が同じことをし、汗をかき、その作業が終わる頃、どこかの店の戸が開かれ、飲み物やオニギリ、トン汁のような物が皆にふるまわれ、楽しげに笑いあっていた場面が記憶に残っている。
<"言葉にできない”>
子供の穿いているゴム長靴に対して、大人の履いているゴム長靴は一様に黒で、試しに履いてみるとブカブカで、身動きもままならなかった。
だから、その大きな黒いゴム長靴が履けるようになった時は、何だかちょっぴり大人になったような誇らしげな気分を味わった。
最近では道路整備が進み、アスファルト舗装や下水整備で水はけが良くなり、またマンホールから水があふれるというようなことはまず無くなった。
聞けば、最近ではあまりゴム長靴を履かない子供が多いという。
また、実家のあった付近の町内も変貌してしまって商店街の面影がほとんど変わってしまったが、未だに住んでいる友人に聞いてみると、もはやは「どぶ掃除」「どぶさらい」等という言葉は死後になってしまったと言う。
先日、父の残した遺品を整理していたところ、物置の奥からゴム長靴が見つかった。
その懐かしさは"言葉にできない”であった。
ミツウマ グリーンフィールド (長靴)
「創業90年。
小樽の老舗長靴メーカーの長靴がモノマニアに登場。
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